ペットフードのお話
スタッフコラム
最近では、ワンちゃんや猫ちゃんに手作りフードを与えている飼い主さんも増えてきていますが、今日は、市販されているドッグフードやキャットフードについてのお話です。
ドッグフードやキャットフードにはいくつか種類がありますよね。
一般的に、健康を維持できる栄養バランスの整ったフードを総合栄養食と言います。ワンちゃん、猫ちゃんにメインに与えるための栄養が満たされているフードです。
その他に、一般食や副食と呼ばれる、トッピング的に使うことを目的としたフードや、
年齢や体調に合わせて栄養を補うための栄養補助食(補完食)、
特定の症状や疾病に対して処方・推奨される特別療法食(食事療法食)もあります。
そして、おやつ・間食ですね。
通常、主食として与えるのは、「総合栄養食」と書かれているものが望ましいのですが、
フードに種類があることを意外と知らずに与えている飼い主さんも多いんです。
ドッグフードなら、ドライタイプのフードはほぼ総合栄養食だと思います。
(キャットフードはドライでもおやつ・間食用もありますのできちんとチェックが必要です)
しかし、缶詰めやパウチタイプのものは数が豊富で、総合栄養食・一般食・栄養補完食・間食すべての種類があります。
小型犬や猫さんは好き嫌いが激しかったり、量的に1缶(1袋)が1食分だったりするため、缶詰やパウチを与えている飼い主さんが多いですが、よく見ると「総合栄養食」ではなく、「副食」や「栄養補完食」だったりします。副食や栄養補完食は総合栄養食と一緒に与えるようにしましょうね。
総合栄養食でない種類のものを与え続けても、普通に成長しますし体調を崩すこともあまりありません。ただ、栄養バランスに偏りが出て、肥満になったり年老いてから血液検査で何かしらの異常が出たりということは可能性としてはあるかもしれません。
人間が毎食ジャンクフードを食べて暮らすようなものかもしれませんね。
良質な原材料にこだわってフードを選んでいる方も増えていますが、総合栄養食かどうかを見逃しているってことが結構あるようです。
お世話をしていて気づいた時は飼い主さんにお話して、総合栄養食も与えるようアドバイスしておりますが、是非とも皆さま、ペットフードを購入する際は、パッケージ書かれている情報によーく目を通してみてくださいね!
こちらのページも是非参照して見てください⇒『教えて 犬ノート』